スマフォ

スマートフォンが発売される前

今でこそスマートフォンは一般的に使われるようになったけれども、発売前は私の職場では「スマートフォンが、スマートフォンが」とうるさかった。欲しければ好きなように給料を使って買えばいいのに、と思っていたのだけれど、同僚が大真面目な顔をしてスマートフォンについて語ってくれるので、苦笑しながら私は聞き役に徹していたのだった。そしてその同僚は、発売日に必ず購入できるようにと予約が済んだらそれをみんなに宣伝して回っていた。 通勤時に電車を利用するのだけれど、駅の近くには携帯の販売店も多くある。通り過ぎるたびにそういえば「スマートフォンの予約は締め切りました」などとスマートフォン発売日前にそんな張り紙をたくさんみかけた。それだけ皆欲しいのだなと思って私はただひたすら感心するばかりだった。興味がないわけではないのだけれど、あまりにみんながスマートフォン一色なのでちょっと冷静になってしまったのかもしれない。同僚も浮かれていたのを思い出す。 スマートフォン発売日当日はかなり並んだそうだ。整理券の配布もされたらしい。予約しても並んだと言うのはどういうことだ、と私は同僚の話を聞きながら驚くばかりだった。それだけスマートフォンが人気なのだなと実感させられるけれども、遊園地並みに一時間に時間と並んで購入する人たちのその気合の入れように敬服するばかりだ。そして落ち着いた今はいろんなスマートフォンの種類の多さに目移りしながら、私も購入してみたいと考えているのだった。